財団からのお知らせ

10月12日(日) 十万石まつりについて

2014.10.03

▲十万石まつり(1)

▲十万石まつり(2)

▲十万石まつり大垣城東門

 

 10月12日(日)「十万石まつり」が開催されます

 「十万石まつり」は、江戸時代、十万石の城下町大垣を創った大垣藩主戸田氏11代を祀った「常葉神社」の例祭です。

 現在では「十万石まつり」として大垣市あげての賑やかなお祭りとなっており、駅前通りを中心に様々なイベントが開催されます。

大垣公園城西広場(大垣城西側)では、16時より

餅まきが行われますよ。

 

 常葉(ときわ)神社の創建と十万石まつり

 嘉永五年(1852)5月、九代戸田氏正公は、藩祖として敬われる戸田一西公(初代氏鉄公の父親)250年忌を行い、常葉明神の神号を受けて社殿を松の丸に創建しました。(松の丸は現在の大垣共立銀行本店の西、大垣郵便局のあたりです。)

以後、8月15日に例祭を行ってきましたが、廃藩置県後、松の丸の屋敷が取り払われ、常葉神社も移転することになりました。そのため、明治5年(1872)に、一時、不破郡長松村(現在の大垣市長松町)の戸田氏寛邸に遷座しました。氏寛は氏正公の三男で、一族の旗本戸田十三郎氏永の養子となり明治2年から長松に住んでいたのです。

  その後、大垣在住の藩士たちが協議し、明治6年8月、八幡神社内に遷座、例祭は9月24・25日になりました。しかし、明治24年、濃尾大震災により、八幡神社・常葉神社とも倒壊してしまいました。そこで、明治35年の戸田一西公350年忌を期して、大垣城本丸の西に社殿を新築することになりました(現在の社殿です)。社殿は同年10月に完成し、例祭を10月24日に行うことになりました。大正5年には戸田氏鉄公を合祀し、大正6年には県社となりました。戦後の昭和26年、宗教法人となり、同41年には、歴代藩主を合祀しました。ご神体は、戸田氏鉄公が島原の乱に着用した具足です。例祭は10月9・10日(現在は10月第二日曜日)で、「十万石まつり」として多彩な行事が繰り広げられています。

   

   (大垣市文化財保護協会「大垣城の歴史」より)

 

 

  皆様のご来場をお待ちしております。

 

 

                  大 垣 城