財団からのお知らせ

第1回輪中講座よりー将棋頭とカルバートー

2018.06.09

▲会場の様子

▲講座のプレゼンテーション

5月26日(土)に第1回輪中講座を日新地区センターにて行い多くの皆様にご聴講いただきました


木曽川文化研究会代表の久保田稔先生に「河川技術の移入ー牧田川の将棋頭と田川カルバートー」と題してご講演をいただきました。


治水技術がいろいろな地域へと継承、伝播されていくことを牧田川の将棋頭※と田川カルバートを挙げて地図・写真等で分かりやすく説明されました。

※牧田川が養老山地から濃尾平野へ流れ出る位置に形成された大墳輪中堤の上流部には楔形をした堤防の「将棋堤」が造られました。輪頂部には「将棋頭」の小字地名があります。




武田(信玄)流の治水技術(将棋頭による尻無堤と霞堤)が高須藩初代藩主徳永寿昌や美濃国奉行大久保長安により伝えられたと推測できること、井伊直弼が藩主であった彦根藩が大垣に調査団を派遣し鵜森の伏越樋を参考にして田川から高時川の川底を通る伏越樋を造ろうとしたことなど、興味が湧くお話でした。


また、明治期の木曽三川改修工事で活躍した技師デ・レーケが宝暦治水工事などの治水工法や文献・地図を熱心に調べて参考にしていること、カルバート(伏越樋)建設に意欲的であったことも興味深い講話でした。